メンズカウンセリング協会
Men's Counseling Association
当協会では「メンズセラピー」に基づき、「メンズカウンセリング」を提供することで、DV・モラハラ、虐待の被害者だけでなく、加害者など、これまでの援助理論や技法では解決困難な問題を抱えた当事者をも援助しています。
DV・モラハラホットライン
DVやモラハラ、虐待などの家族問題に直面する当事者支援を全国に広げるため、無料で電話相談を受け付ける、「DV・モラハラホットライン」を開設しています。
・相談料:無料
・相談受付時間:毎月第2・第4土曜日 午後6時ー9時
・電話番号:075-468-3762
ホットラインでは、DV・モラハラ、虐待などの家族間暴力だけでなく、自傷行為、摂食障害、引きこもりなど、広く家族の問題で悩んでいる方のお気持ちに寄り添いつつ、お話を聞かせていただきます。さらに、お話頂いた内容を踏まえ、様々な社会資源や、ワンストップで複合的な支援が受けられるよう、必要に応じて適宜、当協会と支援ネットワークを築いている日本家族再生センター(京都府京都市山科区)にて提供している支援を紹介することも可能です。相談者の性別、加害・被害、年齢などは、問いません。秘密は守られます。
当協会について
フェミニズムを学んだ男性たちによる学習・自助の実践が、男性学へと発展しました。
そこで重ねられた援助は、加害者・被害者、年令、性別を問わず、困難を抱えた人々にとって有効であることが検証されてきました。また、「メンズカウンセリング」として理論化も進められてきました。
そうして、当協会は、一人でも多くの方がこの「メンズカウンセリング」の援助論のノウハウを学び、この援助に携わってくださること、それにより困難を克服する人が少しでも増えることを願って、2008年に設立されました。
男性学によるジェンダー理解
現代社会は、マクロでは男性が女性を支配する構造となっています。しかし、個々の関係性においては、男性も女性も抑圧者であり非抑圧者でもあります。
男性・女性の解放のためには両者の両義的な面を踏まえたジェンダー理解が必要です。
階層秩序(ヒエラルキー)からの脱暴力と当事者性
メンズカウンセリングの援助者は、力によって被援助者を支配することなく、両者はヒエラルキーから離れて自由で対等な関係として関わり合います。
そのためには援助者自身も、同じ抑圧的社会を共に生きる当事者として援助に関わります。
複合的な援助(ワンストップ・サポート)
困難を抱える当事者の問題は、他者や社会との関係による様々な体験に由来し、専門分野別の対応や縦割り組織による援助では対応できません。
メンズカウンセリングでは、ひとつの窓口から複合的な援助につなげます。
メンズカウンセリング協会 入会のご案内
メンズカウンセリングは援助者・被援助者とも、決して男性限定のものではありません。
当協会の援助論に共感される方であれば、男女どなたの入会でも歓迎します。
ぜひいっしょに学び、活動していきませんか。
正会員
本協会主催のメンズカウンセリング関連講座を2講座受講し、修了証を得た方
年会費:3000円
賛助会員
本協会の援助論に賛同し、本協会の事業に賛助していただける個人・団体
年会費: 1口1000円(個人1口以 上、団体10口以上)
メンズカウンセラー認証制度
メンズカウンセリングに基づいて援助実践を行う者に対して、メンズカウンセリング協会がメンズカウンセラーの認証を行います。
認証を受けるには、メンズカウンセリング関連講座を2回受講し、協会正会員となり、認証申請を行って援助実践を報告する認証会議に参加し、会議での相互認証を経て認証されます。
認証有効期間は2年間、認証費用は5千円です。
認証期間中は年4回程度開催される認証会議&事例検討会に何度でも参加できます。
ニュース
「DV・モラハラホットライン」開設のお知らせ
ニュースリリースを発行しました。内容はこちら